国内最大級の選挙・
政治プラットフォームの
運営企業を
ブランディング

イチニ株式会社 ブランディング

イチニ株式会社

Client

イチニ株式会社

ichi-ni.jp

Credits

Creative Direction

池田 龍平

Copywriting

蓮見 亮、工藤 瑠入(伊藤総研)

Logo Design

野原 かおり

Web Direction

池田 龍平

Web Design

野原 かおり

Web Development

姫岡 崇

「選挙をもっと、オモシロク。」を指針に掲げ、さまざまな情報を発信する国内最大級の選挙・政治プラットフォーム「選挙ドットコム」。その運営企業の社名変更にともなうリブランディングを担当しました。企業理念などのCI策定から、ロゴ刷新も含めたVI策定、コーポレートサイト制作までをトータルに手がけ、「選挙ドットコム」の特設サイトやコンテンツの企画・制作・実装にまで携わっています。

View 1

ヒアリングから、より本質的な理念を抽出

イチニ株式会社
イチニ株式会社
イチニ株式会社

写真左

新たな企業理念「日本をよくする人を前へ。」と、それに紐づくメッセージを策定。

イチニ株式会社

写真右

社内の意識統一や採用のマッチング率を高めることも見据えて企業姿勢を表す言葉を設定。

当初の社名は、サイトと同名の「選挙ドットコム」。事業領域の広がりにともない、社名変更を含めたブランディングを依頼されました。そこで、まずは外部パートナーのコピーライターを交えた経営層やステークホルダーへのヒアリングを実施。ネーミングやデザインに着手する前段階として、会社の現状とこれからの展望を深く理解し、どんな組織を目指すべきかを整理していきました。

そこから導き出したのは「選挙の課題をITで解決するソリューション企業」というイメージ。選挙や政治に関する膨大なデータをITで活用し、有権者と政治家の距離を縮め、よりよい世の中づくりへつなげる存在であると定義しました。それをふまえ、新たな理念として「日本をよくする人を前へ。」を策定。さらに、企業姿勢を言語化することで、特定の政治思想にかたよらず、ビジネスを通じて投票率と参政意識の向上へフラットに寄与するスタンスを明確にしました。

View 2

公平公正なイメージをかたちに

イチニ株式会社
イチニ株式会社

写真

社名・ロゴの変更にともない、名刺や封筒などの各種ツールの制作もトータルに担当。

新理念のもと、丁寧なディスカッションを重ねて決定した社名は「イチニ」。今後の事業の広がりも見据え、従来の政治・選挙系分野のイメージにとらわれない日本語由来のユニークなネーミングを採用しました。「日本をよくする人を、国を動かす“位置に”」という想いと、新たなはじまりや前進を予感させる「イチ、ニ」という意味合いを含んでいます。

ロゴは、かたよりのない公平公正な印象を重視。親しみやすくシンプルなサンセリフ体を基調に、読みやすさや使いやすさにも配慮してデザインしました。フォルムに安心感とやさしさのある丸みを持たせながら、「i」にアクセントを加えることで、人と人とが向き合って対話し、助け合うイメージを込めています。

キーカラーには、「日本をよくする人を前へ。」という理念をふまえ、ストレートに日本国旗の赤から着想。旧社名のロゴは、イメージを限定しないよう多色使いをしていた分、やや複雑な印象でした。そこで、さまざまな立場の人へ開かれた存在でありたいという想いは引き継ぎながら、企業のCIとしての明快さを意識。「選挙」や「政治」という込み入ったテーマを扱うからこそ、曖昧さのない、クリーンでニュートラルな佇まいに仕上げました。

View 3

根本から携わり、改良を重ねていく

イチニ株式会社
イチニ株式会社
イチニ株式会社

写真左:

動きのある丸のモチーフを取り入れ、誠実さの中に親しみやすさを演出したコーポレートサイト。

イチニ株式会社

写真右:

20の質問に答えるだけで自分と意見の近い政党をチェックできる「投票マッチング」コンテンツ。

コーポレートサイトは、シンプルな中にほのかな遊び心を持たせて、新たな顔つきに。一連の制作にあたっては、選挙管理委員や海外の選挙事情にくわしい方など、さまざまな立場の人に意見をうかがいながら、デザインや言葉の温度感を調整していきました。リニューアルを経て、サービスやコンテンツを利用する幅広い世代の有権者や政治家の方から、「わかりやすくなった」「利用しやすくなった」とのお声をいただいています。

さらに、国政選挙に合わせて公開される「選挙ドットコム」特設サイトの制作にも参加。企画・設計・デザイン・実装までを手がけています。構想段階から携わったコンテンツ「投票マッチング」は各種メディアでも取り上げられ、2021年の衆議院議員総選挙の際には、約350万回の利用を記録。その後も、ユーザーの反応や負荷対策を考慮しながら、よりわかりやすく・使いやすくするためのアップデートを重ねています。

理念策定などの根幹から関わることで、より本質的なビジョンや強みをとらえ、ブランド価値をさまざまな制作物へスムーズかつ密度濃く反映。一貫した取り組みによって、効果的で統一感のあるブランディングを実現しています。「選挙」や「政治」といった、誰しもに関係があり、それゆえに難しいテーマだからこそ、内と外の視点をバランスよく取り入れ、企業の新たな一歩に寄与しました。

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Published

2023年4月

Direction

横田 泰斗

Text

丸山 るい(freelance)

歴史ある観光ホテル
グループの
多彩な宿泊施設を
ブランディング

金谷ホテル観光グループブランディング

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